急性期病棟の仕事に対応できなくて看護師を辞めたい
[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師).more..]
急性期病棟のスピードについていけない
急性期病棟は、処置なども多いですので、看護技術をしっかり身につけることができますし、患者さんの回転が速いので、たくさんの症例を看ることができて看護知識や疾患に関する知識も豊富になるからです。
つまり、臨床経験を積んで、看護師としての基礎をしっかり作り上げるには、急性期病棟がピッタリなんです。
でも、急性期病棟は患者さんの回転が目まぐるしいほど速く、「入院してきたと思ったらもう退院!」ということも珍しくありません。2連休明けで病棟に行ったら、受け持ち患者さんの半分が入れ替わっていたなんてこともありますよね。
さらに、勤務中は処置やオペ出し・オペ戻りの対応、検査出し、バイタルチェック、清潔ケア、点滴や採血、記録、入退院の対応とやらなければいけないことが盛りだくさんですし、それに加えて急変や緊急入院もありますので、常に時間に追われながら働くことになります。
最初に急性期病棟で経験を積んでおかないと、後々困ることになるというのはわかっていても、どうしても急性期病棟の忙しさやスピードについていけない、急性期病棟が合わないという人もいると思います。
これは、新人看護師や若手看護師に限ったことではありません。療養型病棟や介護施設から転職してきた看護師さんやブランク後に復職してきた看護師さんだって、「急性期病棟についていけない」と感じることが多いんです。
急性期病棟が合わないというのは仕方ないこと
急性期病棟は、確かに看護師としての基礎を築くためには良い場所ですし、看護スキルを磨くこともできます。
でも、やっぱり看護師だって人間ですから、「合う、合わない」があるんですよね。別に職場の人間関係が嫌なわけじゃないし、仕事内容が嫌なわけじゃない。でも、急性期病棟のスピードについていけない、自分の性格にどうしても合わないということがあると思います。
もうこれはその人の性格や感性、感じ方による部分がとても大きいので、誰の責任でもなく仕方がないことなんです。あなたが努力してもどうにもできないことですし、師長に相談しても多少の業務改善はできても、根本的な解決にはつながりません。
新人看護師で入職してから2〜3年経ったら、一通りの看護技術は身についているはずですし、ほかの職場から転職してきた人はすでにある程度の看護師経験はあるはずですので、「合わない」、「なんか違う」と思いながら嫌々続けていくより、思い切ってスパっと転職してしまったほうが良いかもしれません。
急性期病棟だけが看護師の職場ではないですし、「急性期病棟で働く=偉いこと」というわけではありませんよね。
嫌々仕事を続けていたら、ミスも増えるでしょうし、ストレスが溜まります。あまりにストレスが溜まったら、体調不良になってしまうかもしれません。それでなくても、急性期病棟は忙しくて、体調を崩しやすい職場ですから。
ミスが増え、ストレスを抱え、体調不良になりながら、我慢して合わない職場で働くなら、思い切って転職したほうが良いと思いませんか?
最初はお試しとして短期で働いてみては?
「急性期病棟がどうしても合わない」、「スピードにどうやってもついていけない」という場合は、転職してしまうのも1つの解決法です。
でも、転職先はどこが良いのか迷いますよね。療養型病棟や回復期リハなら自分に合っているのか、それとも特別養護老人ホームか介護老人保健施設なら合うのかわからないですから。
合わないところに転職してしまって、またすぐに転職なんてことになったら、キャリア的にもマイナスですし、時間も労力も無駄になってしまいます。
そういう時は、2〜3ヶ月の短期契約で「お試し」として働いてみてはいかがでしょうか?短期であれば、もし合わなくても契約期間が終わればスッキリ後腐れなく辞めることができますし、自分に合っていると判断すれば、その分野での常勤採用の求人をを探せば良いんです。
ただ、看護師の短期の求人は、自分ではなかなか見つけられないと思いますので、短期の求人を探す場合は転職支援サイトを利用しましょう。転職支援サイトでは、意外なほどたくさんの短期求人を扱っています。無料で利用できますので、登録して短期求人を探してみてはいかがですか?
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