看護師が病院に転職する時の志望動機
[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師).more..]
看護師の転職先には、病院やクリニック、介護施設、一般企業など様々なところがありますが、やはり病院を選ぶ人が最も多いと思います。
「なぜ、その病院を選んだか?」という志望動機を考えるのは、なかなか難しいですよね。
「看護師としてのキャリアアップのため」に転職先の病院を選んだ人の場合は、志望動機も比較的スラスラ出てくると思いますが
- 自宅から近く、通勤しやすいから
- お給料が高いから
という理由で選んだ場合、どこまで正直に志望動機を話して良いか迷うと思います。
「その病院が自宅に近いから」志望している場合のヒント
「自宅から近い」という理由で、転職先を選んだ場合は、そのことを正直に話しても良いでしょう。
通勤しやすいということは、長期に渡って継続的に勤務できる要因のひとつですので、採用する病院側にとっては採用を決める大きなポイントになります。
ただ、「自宅から近いから」だけではなく、その病院の特徴を踏まえた上で選んだことをアピールしましょう。
地域医療の中核を担っている貴院で働かせていただくことで、私も自分の住んでいる地域の地域医療に貢献したいと考えたため、貴院を志望しました
「お給料が高いから」その病院を志望している場合のヒント
また、「お給料が高い」という理由で選んだ場合は、あまりその理由をアピールするのはおすすめできません。
やはり、採用側にとっては、「お給料が高いという理由だけで選んだ」という志望動機は、あまり好印象を抱くものではないからです。
「お給料が高い」理由で病院を選んだ場合は、違う志望動機を考えましょう。
志望動機を考える場合、重要なのは転職先の病院を調べることです。
病院の理念や看護部の考え方、その病院の得意とする診療科や特徴などを事前にチェックしておきましょう。
その病院の看護部の理念をアピールする
例えば、看護部の理念が「患者に寄り添う」などの場合、このような志望動機を考えることができます。
以前、病棟を見学させていただいた時に、急性期病棟ながら落ち着いた雰囲気の中で、看護師が患者さんに笑顔で接していたのが印象的でした。
貴院なら、今までの急性期病棟での経験を生かしつつも、「患者さんに寄り添う、共感する」といった看護の基本を行えるのではないかと思いました。
その病院の得意な診療科へのやる気をアピール
また、その病院が心疾患系の治療を得意としている場合、このような志望動機も良いでしょう。
前職では、循環器内科で○年勤務してきましたが、さらに心疾患への看護を深めていきたいと考え、心疾患治療において最先端の医療を行っている貴院を志望しました。
このような志望動機だと、転職先の特徴を理解しているだけでなく、看護師としてステップアップしたいという熱意もアピールできます。
病院へ転職する時は、採用する病院側に好印象を与えられるかどうかを考慮しながら
- その病院の特徴や理念を踏まえているか
- その病院で行いたいこと、やりたい看護をアピールできているか
- 自分の看護経験をその病院でどう生かしていくか
を基に、志望動機を考えると良いでしょう。
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