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老健で働く看護師が辞めたいと思う理由とその解決法

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老健で働く看護師が辞めたいと思う理由とその解決法

[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師).more..]

老健で働く看護師が辞めたいと思う理由とその解決法について。

老健で働く看護師が辞めたいと思う理由

老健で働く看護師が辞めたいと思うのはどんな時でしょうか?老健の看護師が辞めたいと思う理由の中で多いもの4つを挙げてみました。

 

介護士との関係性が悪い

老健の看護師が辞めたいと思う理由の1つ目は、介護士との関係性が悪いことです。老健には看護師だけではなく、介護士も働いています。そして、老健の看護師と介護士は仲が悪いことが多いんです。

 

介護士は「老健は介護施設なんだから、私達介護士が中心になって働くところ」と自負しています。でも、看護師は「私達看護師は国家資格だし、専門的な知識も持っているんだから、介護士は看護師の指示に従うべき」と考えていることが多いんです。

 

そうすると、どうしても反発しあって、仕事中も協力せずに脚の引っ張り合いが起こり、利用者さんに迷惑をかけてしまうことも珍しくありません。

 

あなたが「介護士さんと仲良く協力して働きたい」と思っていても、職場の雰囲気がそれを許さないこともありますよね。そういう場合は、「もうこんな老健、辞めたい」と考えてしまうんです。

 

緊急時に医師がいないことが不安

老健は常勤の医師はいますが、24時間常駐しているわけではありません。たいていの場合は平日の昼間の数時間だけということが多いんです。

 

つまり、夜勤帯は医師はほぼ確実にいないということになります。そして、利用者さんの急変や怪我などは、医師がいない時間にも起こります。むしろ、そういう緊急事態は、夜勤帯に起こることが多い傾向にありますよね。

 

緊急時でも医師がいてくれれば、医師の指示に従って行動すれば良いのですが、医師がいない場合は看護師が判断しなければなりません。

 

救急車を呼ぶべきか、施設内で対応すべきかなどを自分が判断するのはとても怖いですし、責任を持てないと考えて辞めたいと思うこともあります。

 

予想以上に力仕事が多い

老健は介護士さんがいますので、排泄介助やオムツ交換、移動介助などは介護士さんが主に行い、看護師は看護業務に専念することができるというのが基本です。

 

でも、すべての老健で看護師は看護業務だけを行えば良いというわけではないんです。老健の中には、看護師は介護士の仕事をどんどん手伝うべきという方針のところもあります。

 

そういう老健で働いてしまうと、「老健だから力仕事がないと思ったのに…」と老健で働いたことを後悔して辞めたいと思うようになるのです。

 

意外と夜勤が多い

老健は特養とは違い看護師も夜勤があります。でも、家庭の事情などで夜勤に入らずに、日勤常勤として働いている看護師さんも多いですし、病院のように夜勤の72時間ルールがあるわけでもありません。

 

そのため、老健で夜勤をやっている看護師さんは、月6〜7回も夜勤に入らなければいけないことが多いんです。夜勤回数の制限がなく、ほかの看護師さんのしわ寄せが来るため、どうしても夜勤にたくさん入らなければならないんですね。

 

でも、ほかの看護師さんは日勤だけなのに、自分だけたくさん夜勤に入らなくてはいけないなら、辞めたいと思うのも仕方がないですよね。

 

緊急時に医師がいないことが不安で老健を辞めたい時の解決法

緊急時に医師がいないことが不安で老健を辞めたいと思っている人は、まず緊急時のマニュアルやどう動くべきかのプロトコルをきちんと作ってもらうように師長にお願いしましょう

 

「こういう症状の時は迷わずに救急車を呼ぶ」とか「こういう時は施設で点滴をしながら様子を見る」、「緊急に病院を受診する時は、どういう手順を踏めば良いか」などを詳細にマニュアル化してもらえば、あなたの不安は和らぐはずです。

 

また、常勤の医師や近隣の提携している病院やクリニックに、迷った時は夜間でも電話で相談できるように師長からお願いしてもらいましょう。

 

このようにきちんとマニュアル化されれば、緊急時も落ち着いて対応できますし、自分が判断するのは責任が重いから嫌とは思わないはずです。

 

夜勤が多くて老健を辞めたい時の解決法

夜勤が多くて老健を辞めたい時は、夜勤回数を減らしてもらえるように師長に交渉しましょう。自分だけ夜勤が多いのは嫌であること、月○回以内を守ってほしいこと、日勤常勤の看護師がいるのに自分だけ夜勤が多いのは不公平であることををきちんと伝えてください。

 

夜勤に入ってくれる看護師に辞められるのは、師長にとって痛手であるはずですから、夜勤専従の非常勤看護師を採用するなどして、あなたの夜勤回数を考慮してくれるはずです。

 

もし、交渉しても夜勤回数を減らしてもらえないのであれば、その老健は辞めたほうが良いでしょう。今後、もっと夜勤回数を増やされるかもしれません。

 

それなら、夜勤回数を調整してくれる老健を探して、自分の希望する回数だけ夜勤に入って働いたほうが良いですよね。

 

介護士との関係性が悪い&予想以上に力仕事が多いから老健を辞めたい時の解決法

介護士との関係性が悪かったり、力仕事が多いことに不満を持って、老健を辞めたいと思っている看護師さんは、違う老健で働けば今あなたが抱えている悩みを解決することができます。

 

老健の中には看護師と介護士が良い関係性を保ち、協力し合いながら働いているところもあるんです。

 

また、あらかじめ看護師はどのくらい介護士の仕事を手伝うのか、力仕事はどのくらいあるのかをチェックしてから、入職するかどうかを決めれば、「予想以上に力仕事が多い」という事態を回避することができますよね。

 

ただ問題は、あなた個人の力では看護師と介護士の関係性が良いかどうか、どのくらい介護士の仕事を手伝うのかという情報を調べることができないことです。

 

これらの情報は求人情報を見ただけではわかりませんよね。では、どうやって調べたら良いのでしょう?

 

看護師と介護士の関係性の良し悪しや力仕事の有無などの細かい情報は、完全無料で利用出来る転職支援サイトを使うと簡単に調べることができます。

 

転職支援サイトなら、担当のコンサルタントに「介護士との関係性が良い老健」や「力仕事がない老健」などの希望を伝えれば、内情に精通したコンサルタントがあなたに代わってさらに詳しく調べてくれますので、今度は介護士と良い関係性を保っていたり、看護業務に専念できる老健で働くことができます。

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